:トルテたちがいるところとは少し離れた場所になりますが、
ここにも2人が来ています。
気を付けて任務にあたってください、頼みましたよ。

…キャンベル?
:……
:聞いているのですか?
:あ、わ、わかったわよ!!
:毎回毎回この調子だと困るのですがね…。では…。

……

:ここが人間界…か。
EG:先日イメージの世界で見たばかりだけど、やっぱり雰囲気が違うわ。
:変わった世界よね、ティラミスが興味持つだけあるわね。
EG:ティラミス…、確か彼女も修行に参加したって情報がありましたね。
:え、そうなの?やっぱり、このことになるといの一番で飛んでくるようね…。
こんな塀ばかりのところも窮屈だから、ちょっと周りを見に行くわね。

EG:すぐ戻ってくださいね、天使が襲ってくるかもしれないですし。
:はいはい。

……

:あの魔女狩りが、天使の仕業だったとはいえやっぱり人間を信用するのはちょっと引けるかな…
とりあえず、今の3000年組が女の子だけってのも大問題だし、
そんなに魔女界の人口もないわけだから仕方ないのかもね…。
さて、大体回ったことだし、あそこに戻りますか。

えっ!?


:……私が気配消していたのに、察知できたなんてさすがね。
:まさかのいきなり天使のお出ましってわけね。
:ふっ…そして私に割かれるの、じゃぁね。
:うっ、鎌の動きが見えない、というより隙が見えない…。
:魔女って、本当にひ弱ね。少しは抵抗できるのかと思ったら逃げてばっかり。
:だめっ、もう引けない…。
:死に様を見る前に、あなたの顔を拝見するわ。どうせ、あいつじゃないけど。
:痛…あなた、一体何の恨みがあって皆殺しにするの。
:今から死んでいくあなたに言う必要はないわ、サヨナラ。はぁあああ!…!!止めた!?
:ここまで近いと…鎌もあまり役に立たないわよね。
:貴様…。

:な、なにこれ…。ちょっと、ケンカ…というより……じゃなくて!!
ちょっと何やってるの!!

:!!
:くっ、人間か…今仕留めるのもいいけど、ちょっと厄介になりそうね。(ヴン
:ちょっと大丈夫!?怪我ないの?それにさっき消えたあれって…
:あなたの質問に答える義務はないわ、でも助けようとした勇気だけは買ってあげる。
…しいてあいつのことを聞きたいなら彼女は天使よ、さよなら。

:天使…か、これがもし本当だったらティラミスちゃんの言ったとおりね。
:…え!今、ティラミスちゃんって!?
:はい、私のバンドのメンバーがティラミスちゃんの御主人様っていうのになっちゃって。
:そうか…この場所の修業魔女の1人はティラミスか…。
この御主人様の関係者なら、説明しないといけないみたいね。
キャンベルっていうの、とりあえずエンジェルガードしてる魔女。

:私は彩子、一応カヌレちゃんの御主人様みたいな感じになってるけど、
いろいろ魔女のことは調べようとしてるつもり。

:あら、相当身近な人に集中したわね。
でもこの方が好都合かもしれないわ、これからよろしくお願いするわね。

:よろしく…なのはいいんだけど、さっそくティラミスちゃんなだめてくれない?
:やっちゃってるのね…。
:そうなんです…。