:あ、メンタさん!
:ライ、いいところで会いましたわね。
オードヴィー様から面白いこと聞きましたの。

:え、オードヴィー様からん!?すごいですねん!!
:あの、まだ内容言ってないのですけど。
:てへ、ごめんなさいんw
:人間界で視察してる天使からの報告だと、魔女が再び現れたみたいですわ。
あの魔女狩りから800年、もう安全と思ったのでしょうって。

:ほんとーに油断しすぎですねんー。
:まぁ、オードヴィー様が魔女を仕留めたこともあって
時期をずらしたような動きもありましたけど、

:え、そんなことあったのですかん?
:ええ、200年ほど前オードヴィー様が緑髪の魔女を…
多分、人間界の実態調査でもしてたのかしら
その中で偶然出会わせたところをスパッと。

:ほんとーにすごいですねんー。
:さすがに幹部クラスの力お持ちですから、これぐらい動かないと。
私なんか、魔女が出没してないときはずっと武器生産の経理ばっかりで
キャッシュがあってもブツブツブツ…

:ちょっとちょっとん、キャッシュのことは…
:ブツブツブツ…あ、ごめんなさい~~



:それにしても、オードヴィー様が支給してくださる武器の汎用性は
素晴らしいものがありますわ。

:……うわぁ、簡単に別の武器に切り替わるし、連射も早いん!
:やっぱりチームで作る利点なのかしら、コストも抑えられるみたいですわよ。
:わたくしも、こういうの使ってみたいなんー。
:今度、オードヴィー様にお頼みしておきましょうか?
:わーい、ありがとんー。魔女も現れたことだしー、さっそく行きたいなん♪
:あ、それはオードヴィー様からとめられましたわ。
しばらく、泳がせておいてあとで仕掛けると。
それにまだ数人しか確認されてないらしいですし。

:お楽しみは後にとっておく、ですねん!
:それもそうですけど、出てきている魔女の年代を見極めたいとか。
:え??
:どうもあのときとの状態から時間軸がずれてるとか…。
:うーん、よくわからないんですけど
とりあえず、今は待っとけってことですわねん?

:そういうことですわね。
:うん、わかったですん♪
:それはそうとして、ライ、あなた何杯飲んでるのかしら…
:8杯めですけどん?
:…、キャッシュが…。